工事部 現業課 副長

2015年入社

MORIYA Shingo

森谷 慎吾

1983年生まれ、北見市出身
北海道立北見工業高等学校 電気科 卒業

取得資格
1級電気施工管理技士/第1種電気工事士

Career

調理師からの異色の転職

 北見工業高校から札幌の調理専門学校へ進学し、寿司の世界で腕を磨いていました。お客様の前で寿司を握るまでになり、接客の楽しさも味わっていましたが、お店の閉店によって和食店へ。同じ飲食の仕事でしたが違和感を抱き、学生時代に取得した第2種電気工事士の資格を生かして、電気工事の仕事へと大きく方向転換。初めは札幌の電気工事会社に就職し、5年の実務経験を経て第1種電気工事士の資格も取りました。この仕事は経験も大事ですが、技術や知識を高めるためにも資格も重要です。その後、地元北見での就職を求め、エスケー電気の求人に応募して現在に至ります。

Works

心に刻まれる現場での経験

 エスケー電気はオホーツク管内の電気工事会社のなかでは規模も大きく、照明器具の取り替えなどの細かな業務から、町のシンボルになるような大型の建物全体の配線工事など、幅広く、ひと通り経験できるのも自分にとって魅力を感じる点の一つです。水道ポンプ施設や太陽光発電所など、印象深い仕事は数多くありますが、最近職長を任されて進めた市営団地の現場は特に感慨深いものとなりました。大きなプロジェクトでは、より多くの業種が集まって、一つの建物を造りあげなくてはなりません。自らも作業をしながら複数の人に協力を促し、動いてもらう必要があるので、自分本位にならないよう周囲に相談しながらひとつずつ乗り越えました。当時の苦労も今ではいい思い出。自らが中心となって完成させたことへの誇りとして、今も深く心に刻まれています。

Vision

電気技術の未来を次世代とともに

 電気工事という仕事は覚えることがたくさんあり、知識だけでなく経験がものを言う世界なので、積み重ねて得る技術は自分の財産となります。しかし、私が育った時代と今の世代とでは、仕事の選択肢の幅も価値観も明らかに違います。自分より目上の先輩の価値観を、電気という仕事に興味のある若い人たちにとって受け入れやすく伝え教えることが私たち世代の役割。私自身もまた、先輩から水を向けてもらうことで相談しやすくなり、抱えていた問題が解決していく突破口になった経験がありました。世代の違いだけでなく、人が持つ個性も多種多様です。何が正解か答えを見つけることは難しく、こればかりは日々勉強ですが、粘り強いアプローチで、心許せる頼れる存在になろうと心がけています。

1日のスケジュール

8:00出社・現場へ移動
全体朝礼終了後、現場で安全に作業できるよう作業内容の把握、他の作業員と注意するべきポイントの情報を共有
現場を巡回し、工事の進捗状況、優先すべき作業順位を確認してから作業を開始する
10:00現場作業全般(配線、配線ボックス、配管の取付など)
天井LGSにて軽量開口墨出しを行い、天井面にボックスを取り付ける
12:00昼休み
13:00現場作業全般(配線、配線ボックス、配管の取付など)
15:00休憩
15:30壁・天井の仕上げ材が張られた後、墨出し・ボード開口を行って、電線を取り出す
作業完了前に絶縁測定をして、異常がないかどうかを確認
18:00作業場所の清掃・整理整頓
翌日の作業内容、優先順位の確認を行い、最後に現場代理人に作業の終了を報告
会社に戻って、翌日必要な資材・工具などの段取りをしておく
19:00日報を提出して退社

Message

どんな職業に就いても努力は必要ですが、電気工事の仕事は自分の人生を支える技術が身につきます。多くの人たちと協力しながら現場を進めることで、自分の知らない技術や世界を垣間見ることができ、成長できる環境が無限に広がっています。ぜひ興味を持って覗いてみてください。