中学生の理科の時間に、豆電球を点ける実験が自分にとっての電気との出会いです。その授業がとても楽しく感じて興味を持ち、工業高校在学中に第２種電気工事士の資格を取得して、電気工事会社への就職を目指しました。エスケー電気は地元北見市の会社で転勤もなく、オホーツクのさまざまな建築物に携わっていることを知り、より多くの経験と知識を得られると思い、この会社への就職を希望しました。入社してすぐに感じたのは、会社の雰囲気の良さです。わからないことばかりで不安に感じていたときも、先輩方が話しかけてくれたので会社にも早くなじむことができました。

　建設現場では、配線や結線などの作業のアシスタントをしています。入社して間もないので、まだ知らないことばかりですが、先輩方のサポートもあり楽しく仕事ができています。現場に入って一から作業をしていくことは、授業で習うのと大きく異なります。使う道具も違うので戸惑うこともありました。けれど、最近では少しずつ慣れてきて、不要なミスも少なく作業できるようになってきたと思います。今はマンションの施工に携わっていますが、実際に電気が点くかどうかの点灯試験もこれからなので、すべてが楽しみです。最終的にそこに住む人たちに安心して使ってもらえるよう、今は初めての現場完成を目指して仕事に励んでいます。

　的確に仕事をこなす先輩方の姿に憧れています。テキパキと作業をし、後輩には温かく接している先輩を見ていると、自分もいつかキチンと仕事を身につけ現場を任せてもらえるようになりたいと、将来の希望もわいてきます。電気工事は医療施設や暮らしのライフラインなど、場合によっては人の命に関わる重要な職業でもあるので、仕事の意義も感じます。資格と経験を武器に活躍できるので、目標を立てやすく、やりがいもある。将来は、実務経験を積んだのちに第１種電気工事士も取得し、さらには電気工事施工管理技士にも挑戦したいと考えています。